A社様_三菱6kw ファイバーレーザの搬入
2021/09/01
三菱電機6kwファイバーレーザ加工機の搬入模様をご紹介致します。
ファイバーレーザの特長である高速性を生かす為、オプションで材料ストッカをお付けしました。
客先に到着すると、機械を乗せたトレーラーが待機していました。
通常は、機械とストッカを同じ日に搬入するのですが、今回は納期をかなり短縮したので、ストッカは1週間遅れてきます。
このお客様の工場はとても広いので、工場内にトレーラーやクレーン車を入れて作業ができるので助かります。6kwファイバーストッカシステム。
完全な量産機です。
あふれる仕事がなければペイできません。
ストッカを追加することでワークの自動搬入出ができ、夜間の無人運転も可能となります。
ファイバーを売り込む為に「低ランニングコスト」「反射材に強い」などと売り手は言いますが、単なる営業トークです。
CO2とファイバーレーザの価格差を電気代で埋められる筈もなく、反射材に強い特性を生かす為には、銅や純アルミを高い割合で切断し続けなければなりません。
鉄やステンレス加工が主流であるこの業界に於いて、反射材対応で高額な機械を買うのはナンセンスでしょう。
10年間発振器メンテナンス不要を謳ったところで、発売間もないファイバーには、それを裏付ける実績がありません。
従って、確実な利点は切断速度。
あふれかえった仕事を早くさばけるということに尽きます。
このお客さんには、その仕事があるということです。
電気・ガス・エア配管の工事を終え、今日明日の2日間でファイバーレーザの立ち上げ調整を行います。
三菱の作業者は少しでも追い込んでおきたいようで、遅くまで作業をして帰って行きました。
いよいよストッカの搬入です。
15段ストッカは2分割になっているので、1段2段と積み上げて行きます。
1パレットにワークを1枚だけ乗せるタイプなので、作りが単純でほとんど故障することがありません。
1パレットに2トン梱包を乗せて、1枚1枚バキュームで吸って2枚取っていないか検知する。
センサー山盛りのシステムはトラブルの元です。
夜間は厚板の細かい加工を仕掛けて帰れば、システムとして十分に成り立つのです。
3日後稼働し始めました。
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